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2011/07/22 Fri  17:22
漫画持ち込み体験談3

~S館持ち込み編~

S館はS社と違い編集部に通されました。
私と影須はきょどりながら編集部に入っていくと、偉い(と思われる方)がさっそうと現れ、こちらへどうぞ。
と編集部の奥へと案内してくれた。

「それじゃあ早速読ませてもらいましょうか・・・っとその前に。」
「今日は暑いからね。」

ペットボトルのお茶を出してくれた。
私と影須は顔を見合わせ、ニヤニヤと口元が緩んだ。
しかしお互いすぐに気がついた。
(ってか漫画をまだ見てもらってない・・ってことはただ暑いから善意でくれただけか・・)
なれた手つきでパラパラと私達の原稿をめくる。

「うん・・・。」
「漫画の学校とか行ってた?これは何作目かな?」

「学校は行っていないです。これが初めての作品です。」

「そっか、うん。」
「絵に関しては・・・(割愛)」
「そして、内容に関してなんだけど・・・いいと思うよ。」
「読む相手に楽しく読んでもらおうって気持ちが伝わってくる。」
「漫画家としての第一歩は確実にクリアできているみたいだね。」
「けど、圧倒的に主人公が弱い。」
「結局のところ、仲間も敵もストーリーもすべては主人公の為に存在している。」
「けれど志冥さんのは主人公が弱いのが残念だ。」

「もっともっと描けば絶対に良くなっていくと思う。」

S館はマークシートのようなもので評価してくれた。
各項目1~5で評価してくれ、ストーリー4 キャラ2 画力4 総合3だった。

なんだかんだとじっくり40分ほどアドバイスをもらい、私達はS館を後にした。
丁寧にわかりやすくじっくりとアドバイスしてくれた編集さんに心から感謝した。

「あれは、あれだな・・・きっと編集長だな。」
「うん、間違いないな。」

と勝手な想像を膨らませながら、私達は最後の持ち込み先のK館へと歩き出した。


~S館編 完~
~K社編へ続く~

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2011/07/14 Thu  08:03
漫画持ち込み体験談2

~S社編後篇~

「いやぁ、どうもお待たせ致しました。」

担当者のMが笑顔で現れた。
私と影須はサッと席から立ち上がり「宜しくお願いします」と深々と頭を下げた。

「それでは早速原稿を拝見しましょうか・・・私が読んでいる間にこちらをご記入下さい。」

Mはそう言って私達の漫画を受け取り、それと引き換えにアンケート用紙を渡した。
アンケート用紙は名前や、住所、後は好きな漫画や、作家さんなどを各欄があった。
私は影須にそのアンケートを押し付け、漫画を読むMを凝視していた。

Mは何度か後ろのページに戻ったりしていた。
(む、わかりにくかったかな?)
ふんふん、と頷きながら納得したようにさらにページを進める。
俺はほっと胸をなでおろした。
同じような場面を何回かむかえながらもMは丁寧に最後まで読んでくれた。
読み終えましたというアピールのつもりなのだろうか、Mは机に原稿をトントンとオーバーアクション気味にぶつけた。

一息分ほどの静寂があり、私にはそれがとても長く感じた。
私は生唾を飲み込み、Mの一言目を待った。

「よかったと思います。」
「楽しく読めました。」

隣の影須も私も、冗談や比喩などではなく、本当に口から「ほっ」と言葉が出た。
Mはさらに続けた。

「・・ところで持ち込みは初めてのお2人ですけど、これは何作目ですか?」

「初めての作品です。」

「え?初めて?」

「はい、影須はペンを握り始めてまだ半年ほどです。」

「驚いたな。志冥さんもそのくらいなの?」

「えぇ、私も漫画の原作は初めてです。」

「そっかそっか、それはすごいですね。初めてでここまで描けてる人は滅多にいませんよ。」

あまりにべた褒めするものだから、俺と影須の顔は情けなくにやけていたに違いない。
Mは笑顔を保ちながらもぼそりと言った。

「でも、もちろんダメなところもあります。」
(ここからはストーリーに関係するダメ出し部分だけを抜粋しますので、通常の会話の流れとは若干異なります。)

(きた!)

俺と影須は一点、緊張の面持ちに戻った。

「原作の志冥さん、王道のバトルもので、ニヒルな友人がいて、可愛いヒロインがいて、とベタな設定。」
「設定自体も超能力学園モノという、最近で言えば「とある」と似た様な設定ですよね。」
「一つでいいのでオリジナリティーのあるモノがほしかったですね。」

Mはオリジナリティーはこうやったら出るんじゃないかと例を出しながら丁寧に説明してくれた。

「後は主人公のキャラが弱いです。」
「強さがいまいち伝わって来ない、悲しい過去があるけどもっと掘り下げてほしかった。」
「他のキャラに裂いたページをもっと主人公に裂いてもいい。」

「と・・こんなものでしょうか。」
「しかし全体的によくできています。」
「志冥さんの原作をもっともっと読んでみたくなりました。」
「他に描いて来たネームとかありますか?」
「ないのであれば、今こんな話を考えているっていうのはありますか?」

「それでは、今日はありがとうございます。」
「あっ・・・原稿をお預かりしてもよろしいですか?」
「ぜひ上にも見せたいですし、月励賞にも出したいですし。」

「あ・・・すいません、これから一応K社にも持っていこうと思っていますので・・・本当にごめんなさい。」

すでにK社に約束を取り付けていた私達はありがたい申し出だったが断るしかなかった。
地方に住む私達は初回の持ち込みなので、より多くの編集さんに見てもらい気持ちが強かったからだ。
さすがにMも少し顔を強張らせたが、

「そうだよね、初めてだものね、気にしないで下さい。」
「K社に持っていくなら、S館もすぐそこだし飛び込みで行ってみたらどう?」

「それでは今日はお疲れ様でした、もしうちでやってみたいと思ったらまたお待ちしていますので。」

私と影須は胸を張ってS社を出た。
S社を出て、横断歩道を渡りながら私と影須は浮かれ合った。
ぼろくそに言われる事を覚悟して乗り込んだが、まさかのベタ褒めだったのだ。
調子にのった私と影須はMの言った通りS社を出た足で、そのままS館へと飛び込んだ。



~S社編後篇 完~

~S館編へ続く~

2011/07/04 Mon  19:14
漫画持ち込み体験談

どうもどうも、志冥です。

先日、S社、K社、S館に漫画の持ち込みに行ってきました。
漫画家を目指しているわけではないのですが、なれればなどと淡い期待ももちろんあります。
よくこのブログに足を運んでくれる方はご存じかと思いますが、私は小説を執筆したり、同人ゲームのシナリオライターをやっています。
そして、今回持ち込んだ漫画は私が原作を担当したものでした。
この後体験談に入っていきますが、作画担当者への編集さんからのお話などは、割愛させていただきますので、ご了承下さい。
さらに作画担当はここでは影須さんと呼ばせて頂きます。

~S社持ち込み編~

胸が張り裂けんばかりに高鳴っていた。

富山県出身の私と影須は私の車で一路東京へ。
長い道程であったが、交代で睡眠をとっていたので思いのほかすぐに目的地に到着した。

電車に乗っている間も私の緊張はどんどんと高まっていった。
緊張をすると、肛門の辺りがむずむずする私は電車に乗っている間、小さくその場で足踏みをして肛門の緊張をほぐしていた。

S社のある神保町に待ち合わせ時間の1時間前についてしまった私と影須は向かいにある喫茶店へと足を運んだ。
私はカフェモカ、影須はよくわからない抹茶の飲み物を注文していた。
この緊張状態でよくもそんなわけのわからない物が飲みたくなるものだ。
などと思いながら席にカフェモカを置いて、すぐにトイレに向かった。
緊張のせいかずっとシタかったのだ。
トイレを終え、席に戻るとそれまでは「全然緊張していない」と言っていた影須が緊張している。

「影須、やっぱり緊張しているんじゃないか。」
「いや、なんだかこういう待ち時間って緊張するよな。」

俺と影須がそんな事を話しているとあきらかに原稿と言わんばかりの封筒を携えた人物が俺と影須の隣を通り過ぎた。
俺と影須はすぐに顔を見合わせた。

「あ・・・あの人も持ち込みかな。」
「ま・・・まぁあれは原稿に間違いないだろうな。」
「持ち込みの人なら、原稿とか見せてほしいよな。」
「じゃあ志冥、声かけてみてよ。」
「いや、俺には無理、影須頼むわ。」

ニヤニヤしながら、恐らく同じ持ち込みの人(プロの方だったらすいませんw)の話に花を咲かせながらも時間になったので、喫茶店を出て、S社へ。

S社はガラス張りの立派なビルで中はピッカピカだった。
入ってすぐに受付があり、そのすぐ奥の見える位置に明らかに持ち込みブースと思われるブースが立ち並んでいた。
受付の人に聞くと来客カードを記入してくれ、と言われたので記入し、もう一度受付へ。

「担当のMから伝言を受けたまわっております。」
「申し訳ございませんが、15分ほど遅れますとの事です。」
「そちらの4番ブースにてお待ち下さい。」

ドキドキしながら、ブースの中へ。
椅子が四つと机が一つ。
机の上には内線電話と飲み物のメニューが置いてあった。

「やっぱり下座だろうな。」

そう言って上座を開けて、下座の椅子に腰かける。
あたりは静けさにつつまれていた。
私と影須の意識は完全に机の上の飲み物のメニューにいっていた。

「たしかさ、バクマンだと見込みがあると飲み物飲ませてくれるとか描いてなかったか?」
「いや、そんなの無理だろう。破り捨てられるのがオチさ。」
「破られるとかマジであるのかなぁ、ネットで調べたら三秒で帰されたとかってやつもいたよな。」

コツコツと甲高い足音が近づいてきた。

『きっ!?きたぁぁぁ!!?』

私と影須は緊張に身体を強張らせた。
しかし、足音の主はそんな私達を尻目に隣のブースへと入っていった。
どうやら同じく持ち込みの方の様だ。

そんな緊張の瞬間を4回くらい過ごした後に、担当Mさんが私達の前に姿を現した。



漫画持ち込み体験談 S社編前編 完
S社編後篇に続く。


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